小倉商店の日常やちょっとした出来事を折に触れご紹介していきます


















ブロンズレリーフは、市民に鑑賞してもらおうと100人委が市に寄贈。石こうレリーフの修復費を含め1500万円を目標に市民からの寄付を募り、今年6月から台座などを含め高さ3・2メートル、幅8メートルの作品の設置工事を進めてきた。
除幕・贈呈式には海笛の孫で米子市内の医師、長田昭夫さん(85)や、海笛の制作活動を支援した結城市の商人の孫、小倉敏行さん(68)ら約50人が出席。岡本会長が「米子の文化的財産として末永く愛されれば」とあいさつし、野坂康夫市長は「海笛の作品を美術館正面に展示でき、誇りに思う。海笛を顕彰していきたい」と述べた。(田子誉樹)(日本海新聞より転載)

















完成
1: モミの木の一枚板 染めの作業板。7mのモミの木の一枚板。なぜモミの木??
水分だけを素早く吸収する性質。 反物を板に張るため、糊を吹くと、ベトベトだけが表面に残ります。
このモミ板は、最後のモミと言われていて、富士吉田市にあったとてつもなく大きなモミの木です。今ではこれだけの一枚板をとれるモミは姿を消しました。 ちなみに、床が土間引きになっているのは、湿度90%以上を保つため、染め作業の時は、床に水を撒くためだそうです。 2: アメリカの博物館美術館には、何万以上の”染め型紙”が保管されている。戦争時、沖縄からは紅型の型紙が、三重県からは伊勢型紙が芸術品として海を渡りました。現在でも、多くの美博物館に何万点が綺麗に貯蔵されているのを招かれた時に目の当たりにされた藍田氏。そこで、1枚をこの様に染めに使うのだとレクチャーなさいました。博物館の方々は、よもや”型”であったとは想像を絶したそうです。それより時を経て15年後、その博物館より型紙の1枚を復刻して講演をしてほしいと依頼が入りました。型紙はお手入れをしないと使い物にならなくなります。復刻する1枚がアメリカより送られてきて、復刻を伊勢に依頼し、藍田氏は、使用権等先方博物館に既存することを承知で、その型を用いて1枚の着物を仕上げました。『本物の美しさを。和紙から型紙へ、そして染められて1つの美が生まれる日本の伝統の1連のストーリーの美しさを実感してほしい』最後までこのことは秘密にされてその着物と共に渡米。和紙から型紙を彫り、染め上げるレクチャーを大勢の前で披露。臨席の皆様は大喝采だったそうです。そして、館長さんが感激して前に出てこられた時に、藍田氏はその型で染めた着物をさっとその女性に掛けられたら___会場の歓喜は治まらなかったそうです。長い年月を越え、眠れる型紙が異国の地で息を吹き返した瞬間だったことでしょう。 頑なに伝統の工程を守り、身をなげうって後身を育てることに一途に、60数年以上を江戸小紋で経てこられた、藍田正雄氏。 小倉商店も、頑なにほんまものの”本場結城紬”をつくり続けます。 『正統で手を掛けなければ、本物の味わいと存在感は出てきません』
糸を紡ぐ前の、繭から”真綿”をつくる工程 繭の成分、”セリシン”(タンパク質)が溶け出し、ヌルツルっとした樽のお水。化粧品の成分としても注目されており、最も人に近いタンパク質成分といわれています。真綿かけをしていると手もスベスベ。
そして!とても嬉しかったこと! 結市の時に、お店を訪ねて来てくださった佐野さん。大学生でお若いのですが、しっくりと着こなされた出で立ちに、機織りをしている20代の女の子も”かっこいい〜”とよってきました。そんな佐野さんに、『着物de結城』のお話をしたら、”着こなしコンテスト”にエントリー。そして!なんとなんと、素敵な方ばかりの中で、”優勝”されました!素晴らしい! 賞品の本場結城紬の角帯もさぞお似合いのことと思います。佐野武尊さんこれからもぜひぜひちょくちょくお遊びにお越しください。共に、結城紬の着こなしを分かち合ってゆきたいです。
GWや夏休みSWなどのお休みの時も、”福岡から来ました〜やっぱりかっこいい!”とお店に寄って下さった方、大阪、北海道などなど、とても遠方から遥々
水戸線 に乗って結城にいらっしゃると伺うと感動です。 結城名物”ゆでまんじゅう”も美味しい、真盛堂さんに 御手杵をイメージした新作お菓子もあります。
お着物は、藍とサフラン染め、帯は桜染めとのことです。色は無限美しい!
糊ぬきをして天日に張っているところ
伸子(しんし)反物を張る道具
1寸間隔で!
天日で張り干し
伸子を サーー っと一気に外していきます。華麗なる技!!
張っていたミミを整える
横島さん独自の技で、堅さ・歪みを最終調整 その1反1反に合わせて、すべての湯通しの工程が進みます。 そして、結城紬の本領を発揮した1反が完成します。 結城紬は、決して、堅くてカサカサしたものではありません。 しなやかさ 軽やかさ 気品 絶品です。
空気に触れない藍液は翡翠色
藍の華
今年も、掛けがえのない1着のため、活躍してもらいましょう! その後、大谷石の産地、大谷資料館へ。ネット検索にて口コミで、想像以上と何件かありましたので、行ってみることに______ その想像をはるかに超えました!圧巻です!
昔は1つ1つ手で切り出し、80KGの切出石を背負って、地上まて運び出していたとのこと。 改めまして、手仕事の偉大さを感じる一日となりました。
社長の祖父の150年前のもの、社長夫人の嫁入りのもの....三世代揃って結城紬を着たりと、時代をこえたさまざまな結城紬が登場します。 また、今もなお手作業で沢山の工程を経る結城紬、各過程も丁寧に取材されています。
期待の若手、坂之上直美さんが ”糸取り”をしているところ 吉岡先生は、染織史家として書籍やテレビ、講演とご活躍ですが、京都で天然染料の工房をされておられます。生きた貴重なお話も伺うことが出来ました。 さぁ、3日間の撮影はどのような番組になるのでしょうか。 ●NHK 趣味Do楽『にっぽんの布を楽しむ』布が生まれる現場を訪ねます 全9回 2014年12月〜2015年1月 講師:吉岡幸雄先生 生徒:川上麻衣子さん 白石美帆さん 第8回 ”娘・孫へ引き継ぎたい 紬 ” Eテレ
1月20日(火)pm9:30〜9:55 
















































